お湯ウーラオスと捲りの神獣

こんにちは。S13お疲れ様です。今期も最終レート2100と最終2桁をなんとか達成することができました。個人的に過去一の出来の構築を組めたと思っているので、レギュEも終わってしまいましたが読んでくださるとうれしいです。

 

使用構築

 

構築経緯

シーズン序盤にHB特化モロバレルを使っていて、カイリューにあと投げしたところスケショ10発で飛ばされてしまい、事の重大さに気付いた。

カイリュー おかしい

今期はスケショカイリューに対して特に隙を作らない構築を作ろうと意識をした。

またこの環境で最も厚く対策するべきポケモンはウーラオス・ハバタクカミ・カイリューであり、この三体をどの順番で出されたとしても再現性が高く勝てそうな基本選出を組むことが最優先事項である。

それは自分のなかで

・強い構築とは「安定行動がとれる範囲が広くて、常に引き出しが用意されている構築」であり

・強いプレイヤーとは「安定行動を試合の中でより多く見つけ出せるプレイヤー」であると考えているからだ。

基本選出を考えるにあたって、自分は3体目から組むことが好きだ。要は「誰で勝つか」をはじめに決めたい。このような好みから基本選出を組むときに”詰め”の性質をもったポケモンが好きなのだろう。今回は詰み盤面を作りやすそうである残飯ビルドランドロスから構築を組み始めた。

”詰め”のポケモンの中でランドロスを採用した理由は主に2つあって

・まずは電磁波耐性があるからアンコールカイリューへの強さを見込めて、ついでにビルドアップという技が積みあいに有利な性質を持っており、あらゆる型のカイリューに対して再現性を持たせることができると考えたため

・次に現環境のランドロスはHDオボン型が主流で、その天敵は間違いなくウーラオスである。水テラスのビルドランドロスは相性の逆転を引き起こしやすく、ここにも再現性を見出したためである。

 

そしてランドロスで詰めるために相性の良い電磁波を持つポケモンを二体目に置くことを考える。型はともかくここは素直にブーストエナジーのハバタクカミを採用することにした。

ポケモンSVには「フェアリータイプを半減しようとテラスタルすると、必ず地面タイプが弱点になってしまう」という仕様?バグ?がある

この点でも明らかにランドロスのサポート役としてハバタクカミは優れているといえるだろう。

 

最後に初手に置くポケモンを考えていく。

初手に置くポケモンに必要とされることは単純かつ難解なもので、「なるべく多くのポケモンに勝つ」である。なぜなら、詰めを行う構築において残数を取ることは非常に重要だからだ。

ハバタクカミランドロスとの相性補完の面においても、あらゆるポケモンに対して強い側面から漠然と水ウーラオスが良いのではないかと考えてはいたが、特に意識しているウーラオスハバタクカミカイリューに対して強い型が思いつかない。

当然である。自分、そして自分以上に強い2体の全員に勝てと言われているのだから。

仕方がない。初手ハバタクカミにはテラスタルを切ってもよいことにしよう。

最初にも述べた初手のスケショカイリューに対して強いポケモンを考えに考え続けた結果ひらめいた。

「(⌒,_ゝ⌒)つ相手のパーティは熊?先鋒熊濃厚 スケイルショットで壊しますわ」

「(⌒,_ゝ⌒)つはい、お湯~(HPが1/4になったタイミングでマゴの実を頬張る)」

これが今回の構築の要、お湯ウーラオスである。

環境にはスケイルショットと水流連打の二つのおかしい連続技が存在していて、ひとつひとつの威力が低いことを逆手にとれるのではないかという考察から思いついた。

S12で最終19位を取られたかんたさんのレンタルパーティを回していたことも大きな要因である。

meltdowner.hatenablog.com

コンセプトが違えど、レンタルパーティを回したり、構築記事を読み漁ったりすることは重要なのだと改めて感じた。

お湯ウーラオスは初手のウーラオス対面の不毛すぎるドレインパンチの打ち合いに関しても解決となっているため、採用を決定した。

このような順番で基本選出のウーラオス+ハバタクカミ+ランドロスが完成した。

この基本選出だけで使用率TOP10体のうちから6体採用されているようなパーティに対して高い勝率を残すことができる。

 

次に補完について、基本選出が出しづらくなるポケモンをはじめに列挙する

・水オーガポン

・いかれた鳥 テツノツツミ

・ヘイラッシャ

ドヒドイデ

キュウコン+水ウーラオス

である。

傾向としてウーラオスが完全に止まる耐久の高い水タイプのポケモンがきついと考えたので鉢巻パオジアンを採用した。サイコファングで壁構築に強いのも加点要素である。

補完枠が器用貧乏にならないためにはやはりそこにもある程度の再現性は必要とされると考えた。

シーズン中盤に

初手パオジアンとウーラオス対面で、パオジアン側がゴツメカイリューに一度引いた後、氷技ケアでパオジアンに戻す動きをされて、これは再現性の高い安定行動だと感じたためヘイラッシャ対策も兼ねて渦アンコのゴツメカイリューを採用した。

 

基本選出程再現性高く鉢巻パオジアンを使うことは不可能なので、受けの性質がより高そうな構築(受けループやドヒドディンルー、ドヒドチオン)を崩すために、あえてパオジアンと似たような性質を持つ眼鏡イーユイを採用して構築の完成とした。

 

個体紹介(重要な部分だけ)

ウーラオス(お湯)

HAぶっぱ

ハバタクカミを考慮すると毒テラスか鋼テラスになるが、ウーラオスにテラスを切ると相手のウーラオスがきつくなるためまだマシな毒テラスとした。

スケイルショットを10発耐える。

+1スケイルショット4発当てた後、5発目を急所に当てた時のみ相手のカイリューはこちらのマゴの実を回避することができる。

こんな顔になった

 

ハバタクカミ

はじめはHB電磁波祟り目痛み分けムーンフォースを使っていたが、あまりにも相手のハバタクカミに負けたので型を変更した。

最速でできるだけCが高いS11のうわっきーさんのハバタクカミの調整をつかいました。

mega-salamance.hatenablog.com

技構成はコンセプトの電磁波とムーンフォースは確定とする

シャドーボール お湯ウーラオスは初手の弱保カイリューに負けてしまうので、死に出しで出すハバタクカミはテラス択関係なく技を打ちたかったため採用

あくまで裏のランドロスにつなぐためのポケモンなので無理に祟り目で火力を出すより、狩り残しを倒すことを優先したほうがいい

マジカルフレイム 相手のハバタクカミ意識で採用

ハバタクカミやガチグマを裏のランドロスで起点にしやすくなる。

 

ランドロス

S11のはるかさんのランドロスの調整をつかいました。

harukapoke.hatenablog.com

S実数値が119でSに全く降っていないウーラオスを抜いて勝った試合がたくさんあった。

こちらのウーラオスはゴツメカイリューがきついが、ゴツメカイリューに対して引き先になる点で相性が良かった。

 

パオジアン

補完、AS、壊神(こわしん)

眼鏡テツノツツミは対策不可能がゆえ初手パオジアンで悪テラス不意打ちを押すしかないのだ。

 

カイリュー

補完、HB

 

イーユイ

補完、CS、壊神(こわしん)

 

最後に

ここまで読んでくださった皆さん本当にありがとうございます。

自分がポケモンプレイヤーとして少しずつ強くなっている実感があるので楽しく、ランクバトルをやめることができない。

今月は大学の期末テストがあって、勉強をさぼると2/3カキツバタになってしまうのでS15に復帰しようと思います。

これからもよろしくお願いします。

あっ2留ってことね



 

 

 

 

 

 

 

 

テツノツツミ おかしい

お久しぶりです。ブログの最終更新は変な歌の歌詞とかですね。かんちゃろーです。

今期はレート2100&最終33位と満足のいく結果が出たので構築記事を残しておこうと思います。

使用構築

 

基本選出が完成するまで

この環境を見るにあたってまず初めに注目したのはポケモンの使用率の偏りである。下の画像を見てもらえばわかる通り環境に存在するポケモンはだいたい6体ぐらいなのだ。6位までと7位以降では到底埋まりようのない圧倒的な“差”がそこにはあるように思えた。私はこのような環境で結果を残すことがとても苦手だった。

の様に圧倒的環境トップが1体や2体ならそのメタから構築を組めるのに対し、環境トップが多すぎるあまり全対応を脳内で作ることが不可能でどこから構築を組めばよいのか分からないからである。

つまりどうしても対策しておきたい(対策必須)ポケモンを絞らないといけない。

今回僕は対策必須ポケモン4体に絞った。

なぜならこいつらは明確な回答を用意していなければ問答無用でひき殺される、いわゆる”おかしい”性能をしていたからである。話が通じないのだ。

ハバタクカミ おかしい

ガチグマ(異常) おかしい

カイリュー おかしい

ウーラオス おかしい

他は頑張ればなんとかなるの精神でこの4体にかなり広く対応できる基本選出3体を考えることにした。

1匹1殺という考えは3体で4体を対策する以上不可能なので必然的に展開構築を使うこととなる。

そこでに強くステルスロックを撒けるHDを起点にできる瞑想身代わりドレキを採用することとした。この2体は後発から出したいので、あとはの二体に強い初手のポケモンを考えたい。

 

ところで皆さんは知っているだろうか?この上の4体が「おかしい」のは周知だが、さらに「おかしい」、さらに話が通じないバケモノを。

 ツツミンガキタヨ イマカラキミヲメチャメチャニスルヨ! ニーブラ!

その名はテツノツツミである。誰しも一度はグーグルで検索したことがあるのだ

「テツノツツミ おかしい」

選出画面であまりにも対策が難しすぎるドロポンフリーズドライアンコール

差し詰めこのポケモンは対策不可能なのだ

 

今回はついでに対策済みのに対してかなりの圧力があるゴーストテラスの眼鏡を採用した。

こうして基本選出のが完成された。

対面冷凍ビーム

はアイテムを見てクイックターンバック

対面バック

対面フリーズドライ

と打つときは打つものの、ハイドロポンプが構築の軸に依存してこないのもポイントなのである

 

補完について

ここで懸念されるのは基本選出が出せない場合だ。出すか出さないは置いておいて、ステルスロックの腐りにくさからはほとんど選出でき、相手は対策不可能なのでも選出できない試合はあまりなかった。

について

:吹き飛ばしガチャでブーストエナジーをドブに捨てられる展開がきつい

:環境のほとんどがHDだったので遂行速度のおそいドレキではきつい

:出せるわけがない

という理由から上のポケモンへの対策枠でより汎用性の高いポケモンを考えたい。

偶然にもいろいろなものをばらまいてくるポケモンが多いので遂行速度がまだマシな厚底ブーツのノーマルテラスHAを採用した。

口が嬉しくなるためとりあえずも採用したのだが難しいのは型である。無難に拘りスカーフを持たせたくなったが、がHDならをHBにしてしまえば基本選出とは別のサイクル選出ができるのではないかと考えた。(をHBにするのはタイプが気になってやめた)

このが本当に強かった。いや、「おかしい」だった。

)のサイクルが基本選出が出せないときに、第二の軸として機能し始めたことが今期の勝因だと僕は思っている。

ポケモンの対策にはが有効だと誰かが言っていたので全てを破壊する剣舞パンチグローブのを最後に加えて構築の完成に至った。

の枠は時間がなくて煮詰めきれなかったことが悔やまれるが、がらみに強く汎用的な破壊ポケモンが良いと思う。

 

立ち回りについて

もちろん相手のパーティによって変わるものなので一概には言えないが強い動きはいくつかあったので紹介しておく

VS対面冷凍ビーム 

眼鏡フリドラまでは基本耐えるのでテラスを切らずに突っ張る弱保が多かった。ノーマルテラスを切られたらこちらもテラスを切り返せばよいし、鋼テラスならで勝てる。

 

vs

テラスまで考慮したは対策不可能なので、初手対面はにひいてステロ

その後で起点にする

相手はの圧力(フェイス)に恐れおののき本来意図しないテラスの切り方をするので、かなり有利展開にもちこめた。

 

vs

フェイスのくだりまでは同じなのだが、相手が欠伸の場合飛行テラスを切ったはかなり有利であったり、電磁波も入るようになるから強い動きだと感じた。

 

ここまで読んでくださった皆さんありがとうございました。

来期からもビシバシ潜っていくのでこれからもよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

ディンルーとおともだち

レートを溶かした時にめちゃくちゃ落ち込んでしまうことってありますよね。僕はそのタイプです。

ネガティブな時のポケモンって絶対に勝てないですよね。今期実感しました。

ネガティブになるくらいならこれ歌ってみてください。実際かなり効果がありました。

 

曲名 ディンルーとおともだち

作曲 Johnnes Hans Bos

作詞 かんちゃろー&ディンルーたち

 

(1番)

ディンルーディンルーディンルーちゃん

みんなで遊ぼ

チオンジェンパオジアンイーユイ

みんなも仲良し

いつも楽しい仲間

森の中

ディンルー可愛いうさちゃん

ディンルー硬すぎうさちゃん

ディンルー強すぎうさちゃん

ディンルー(カタストロフィ!)

(2番)

ディンルー可愛いうさちゃん

ディンルー硬すぎうさちゃん

ディンルー強すぎうさちゃん

ディンルー

みんな仲良く楽しく歌いましょ

歌えば今日も楽しい1日

ディンルー可愛いうさちゃん

ディンルー硬すぎうさちゃん

ディンルー強すぎうさちゃん

ディンルー(ソソゲー!)

ディンルー可愛いうさちゃん

ディンルー硬すぎうさちゃん

ディンルー強すぎうさちゃん

ディンルー大好き!

 

引用 https://youtu.be/w2I82YQGIwE

 

 

単体考察電気玉総大将

持ち物 でんきだま

テラスタイプ:悪

投げつける/剣舞/不意打ち/ドゲザン

意地っ張りAS252

 

先ずはドドゲザンのつるぎのまいの効果について説明する

つるぎのまい:この技を選択できた場合、そのプレイヤーは勝利する

ポケモン徹底攻略にはそう書かれている。

私もシーズン1で剣舞ドドゲザンを使っていたため、概ねポケモン徹底攻略には同意できる。

しかし、ドドゲザンの剣の舞はあまりにも強すぎたため、環境からはあまりにも多くの対策が施されてきた。

先ずはその対策についてまとめていこうと思う

などの格闘タイプ

➁鬼火などの状態異常

などの拘りトリック

道連れアンコール

ゴツゴツメット

今回は環境で特に多いと感じた③~⑤を同時に解決できるドドゲザンこそが私の考えた電気玉投げつけるドドゲザンだ

 

先ずはドドゲザンの性質として、剣の舞を積めば勝つという前提のもと戦っていくので、選出はどうしても2体がドドゲザンのサポートに回ってしまうことが多い。

つまりドドゲザンが止められてしまうと負けの確率がぐっと上がってしまう。

なのでドドゲザンにとっての①~⑤の脅威は徹底的に排除するべきだ

それでは③~⑤に対するそれぞれの立ち回りを軽く紹介する

 

剣舞ドドゲザンが脅威となる理由はふいうちの先制技ですべてのポケモンがスイープされるところにある。つまり不意打ちで拘らせたドドゲザンは脅威とならない

剣舞してから不意打ちのターンに出てくる、もしくは死に出しのロトムはこだわっていると見たほうが良い

私のシナリオはこうだ

トリックロトw

お返し申す!拘りスカーフ投げつける!!!

威力は脅威の10だ

 

④道連れで強制1:1交換も駄目だは特に道連れを透かしても上からアンコールされてしまう。

そこで電気玉を投げつけて麻痺をさせよう。素早さに252振ると

を抜けるため脅威ではなくなるだろう

 

こいつが一番やばかった。なんにもできない。私はこのポケモンのために電気玉を採用したといっても過言ではないだろう。

がいるとき私は徹底してステルスロックを撒くようにした。

ドドゲザンを展開するときは裏にがいれば、テラスタルボタンを押し、投げつけるを選択した。

見事交代をしてくれた暁には、ステロ+悪テラス威力30投げつける+麻痺ゆえの上からドゲザンでを倒せた。

最悪交代してくれなかったとしても麻痺によって起点を作り、裏のポケモンにつなげる、中大将になれる。

考えた時は天才だと思った。

だれか使ってやってくれ



 

 

【SV S2】テツノコブシとアラブルオレ【最終64位】

かんちゃろーですよ

ガブリアス

ステルスロックが明らかに強い環境であるが、システム的な初手のステロは対策が出回っており、テラスタルなしには行動保証がなかったり、ステロ+αの仕事ができないため、ステロは負けたとしても勝ちに直結させることが自分にはできなかった。

そこで、自分はサイクルの中で後発からステルスロックを撒くことができる構築を作ることにした。

先ずはステロ要因として、

後発からのステロ展開ということもあり、どうしても耐久型ポケモンを採用したくなるが、耐久型のポケモンにステロを撒かせた場合、選出の中に受けパーツが選出の中にもう一枚必要になると感じた。

そのため、今シーズンで受け気質の強めなサイクルを使いたくなかったこともあり、後出し可能な回数はトップメタのカイリューサーフゴーに対して1回、高々2回ほどの2回ほどの攻撃面での圧力のあるポケモンが良いと考えた

このような考えのもと前期結果を残されたhabannさんの構築記事を参考の元、オボンステロガブリアスを採用した

後発展開のガブリアスであることから、テラスタルを切らずに安定してステロ+αの仕事をすることが可能だった。

 

・ヘイラッシャ

次にガブリアスがステロを撒いたターンにカイリューに後出しをされた場合、明確な引き先になれるポケモンを探した。

アンコール持ちのカイリューが多かったこともあり、中途半端にカイリューを”受ける”だけのポケモンではカイリューを引かせることができず、ステルスロックとも相性がいいとは言えないと思ったため、欠伸によってアンコールを許さない残飯守るヘイラッシャを前期結果を残されためろーるさんの記事を参考のもと採用した。

後述の受けに対して毒毒の一貫が切れる、サザンヘイラッシャがサイクルの中で苦しいフェアリーテラバロトムに対して抗うため毒テラスとした

 

サザンドラ

次に、初手要因を考えた。

ガブリアスを初手から展開することをあきらめた経緯はテラスを切らないを仕事を100%のスペックでこなせないと感じたこと。その原因は初手の鉢巻ドラゴンアローなどの出し負けであったため、鋼テラスタルを切ることによって初手の出し負けがほぼ完ぺきになくなり、とんぼ返りなどで柔軟な動きができるスカーフサザンドラを採用した。

 

基本選出

ここまでで基本選出のサザン+ガブヘイラッシャが完成した。

この基本選出のミソは相手のカイリューサーフゴーに対して0点のポケモンが全く入っていないことである。むしろ、3体ともがこの二体に対してかなり強く、かつ異なった役割で抗うことができるため、柔軟な立ち回りが可能になり、この三体だけで順位をあげることができた。

 

・サーフゴー

この三体ではキョジオーンいりの構築に対してなにもできないため、隠密マントサーフゴーを採用してみた。このポケモンの誤解されやすい特徴として、キョジオーンいりの構築に投げたとして、サーフゴーが必ずしも”笑う”わけではないということ。

例えば相手の裏にドオーやハピナスがいれば当然サーフゴーは笑わない。

こいつらさえいなければサーフゴーは笑う。

サーフゴーが笑わないのは一見限定的すぎるようにも思えるが、キョジオーンはキョジオーンから構築を組み始めるいわゆる主軸的特徴をもっていたため、キョジオーンの裏にいるポケモンはサーフゴーに徹底的に強いと想定したほうが良い。

それでは隠密マントサーフゴーの強みとはいったい何であろうか?

それは相手のキョジオーンがサーフゴーに対して0点となることだと考える

本来あるはずの自己再生のターンをカットすることで、自分の選出に対してキョジオーンが後出しできない状況を容易に作り出せることが隠密マントサーフゴーの偉さである。

後述する内容もあるが、想定が受けまわしの場合は

ヘイラッシャの地割れがキョジオーンに対して一貫させるわざとした

つまり地割れを一貫させるためのサーフゴー

これが自分の回答である。

 

・セグレイブ

先ほど受けまわしに対して地割れを一貫させようとしたが果たして本当に地割れは一貫するのだろうか?

ヘイラッシャが地面を割るとキョジオーンは浮く。ヘイラッシャに後出しするサーフゴーは浮く。

これが浮力である。

 

これも浮力であるし

これも浮力

浮力

浮力

キラフロル、これ浮力?

 

否、「ふしょく」である

 

話を元に戻すと

キョジオーンとサーフゴーはいま飛行タイプであるため、氷技で抜群が取れる。

つまり、一見一貫している地割れによって浮いたポケモンに対して出すポケモンとしていかさまダイスセグレイブを採用した。

このポケモンはついでに龍の舞によってガブリアス+ヘイラッシャのステロ欠伸コンボに加担している

またここまでできついサザンドラウルガモス対策としてテラスタイプは炎とした。

 

・パーモット

ここまでできついポケモンはセグレイブを入れてもまだ

サザンドラ 理由はサザンヘイラッシャを投げるこの構築において、ヘイラッシャサザン対面の身代わりが隙を見せすぎるため

そこで採用したのがパーモットだ。

ヘイラッシャサザン対面でこちらのサザンを切り、パーモットで身代わりを壊しつつ、再起の祈りでサザンドラの再展開という動きを考えたのだ

 

あとパーモットには最後の役割が残されていたのだ。

それは「電気玉受け」である。パーモットもまさか電気玉を投げつけられるためにこの世に産声をあげたとは思っていなかっただろう。

電気玉投げつけるマスカーニャオニゴーリに対して、

ヘイラッシャで初手毒テラスまもる

次にパーモット引き電気玉を受けて起点回避

毒びしを撒かれてもヘイラッシャで回収し「てんねん」まもるで20分の真冬を乗り切る

これが私の”答え”である。

最終日が終わってから気付いたことだが毒びしオニゴーリに役割をもつなら毒びしを踏んでも引けば襷が回復する特性「自然回復」でよかった。

また一つこの世の特性パッチが無駄になってしまったことに涙し、その日は怠惰故一日中寝ていた。泣いてはないが寝ていたのは本当だ

 

~Fin~

 

 

 

 

【SV S1】元素人格論(実践編)【133位】

はじめに

小生、元素人格賢者と申す。普段はクラベル校長と秘密裡に、ポケモンのタイプを元素・人格の2種類に分けたうえでガチ対戦に応用していく『元素人格論』の研究をしている。詳しくは以下のリンクを参照していただきたい。今までは机上論をもとに考察を進めていたのだが、ついに新作のシーズン1が終わったということで、この論理をもとに今回はS1最終133位達成者のかんちゃろーというプレイヤーから特別に許可を得てのパーティを添削していきたいと思う。

kancharopoke.hatenablog.com

使用構築

 

かんちゃろーの考察

カイリューミミッキュ・ドドゲザンを見ると基本的にカバルドンの選出がほぼ強要されていました。

基本的にはカバルドン・キラフロル・マリルリサザンドラの中から3体を選出します。

➁この4体ではサザンドラを選出しなけれはパワー不足を感じることが多かったので、サザンドラの選出もかなり多かったように思います。サザンドラはドラゴン・悪タイプですが、鋼テラスを切ることにより、対面の相手の攻撃をかなり受けやすくなり、さらに相手からすると攻撃を受けにくくなるため、選出画面の段階でテラスを切るかどうかを見極めやすかったです。しかし、テラスを切ると耐性が変わりすぎるので選出画面でテラスを切りたくなった時は早めにテラスを切るようにしていた。

テラスを切ると受け方向で長所と短所が明確でした。

③キラフロルはスカーフ・地面テラスなどの奇襲性能に長けていました。さらに、岩・毒タイプでの最終的な一貫作りも汎用的な強さを持っているように感じました。

奇襲性能があるポケモンには同時に汎用的な強さを持ち合わせているかどうか改めて構築段階で確認することが大切と実感させられました。

マリルリは対ドラゴンへの攻撃性能と耐性の一点で選出されることが多かったように感じます。ピンポイントな性能でも選出が多かった理由は、単純にドラゴンが多い環境だっただけでなく、水タイプが与えられていることで、受け→攻めに転じやすいからだと考えています。

⑤マスカーニャはキョジオーンやデカヌチャン、受け構築への回答であったために選出は多くないですが、選出すると大活躍するという印象でした。

ちなみに宿り木型に自然に入る身代わりが新緑と相性よく、草テラス新緑トリックフラワーはすごい火力が出ていました。

⑥ラウドボーンはここまでで重すぎた、ウルガモス・マスカーニャへの回答として用意していましたが、構築に入れたのが遅かったこともあり、活躍の場はあまり多くなかったです。

 

以上です。

 

 

 

 

総評

小生「うおおおおおおおおおおおおおおおおん!小生憤慨!!!

完成しているパーティはとてもいいのに思考があまりに具体的すぎる、もっと抽象的に考えられるはずです。クラベル校長はどうお考えですか?」

 

クラベル「こまりましたね、残念ですがスクールから追放、つまりかんちゃろーは退学ということになります」

 

小生「退学!?未来ある若者がこのような形で退学になるのは小生見ていられませんですよ。なんとか退学を免れる方法はないですか?」

 

ぶるるるるるる

 

カシオペア「もしもし?小生ですか?かんちゃろーという生徒がスクールを退学となり、スター団に入りたいと言っていています。こいつ頭おかしいんでスター団に入れるのはちょっとな、、、なんとかしてくれ。電話切りますね」

 

小生「これはまずいことになってしまいましたね」

 

クラベル「それでは特別にかんちゃろーには救済措置を与えましょう。小生がかんちゃろーに補習を行い、まともにパーティ解説をできたら退学はなしということで」

 

小生「わかりましたですよ。いまから彼を立派な元素人格論者にしてきます。」

 

補習後の解説

①’カバルドン、元素で物理受け

物理ならば基本的に元素に強い元素タイプ以外ならば対応可能

 

サザンドラ、人格かつ元素人格の崩しが可能なアタッカー

テラスタイプは元素であり、人格、元素の中火力技と元素人格の高火力技があったことにより、基本的にすべてのポケモンに対応ができた。これが選出率の高い理由。人格→元素であるため対面の相手の技を受けやすく、後出しでは長所短所が露骨だったのだと気付いた。

 

③キラフロル 互いに素、スイーパー

スカーフなので一貫を取ることが大事である。人格への一貫は保証されており、課題は元素であるため、元素への役割破壊を行える元素テラスタルが強かったのだろう。どのような組成であれ複合タイプのポケモンのスカーフが強くある理由のひとつとして一貫性のとりやすさが挙げられると感じた。

逆に単タイプのスカーフは人格・元素人格であるがゆえに一貫を取りやすいか、元素だが非常に高火力である。このどちらかが条件だと思う。

特殊においてまれに耐性型元素

 

マリルリ 元素人格、元素

元素人格受けができる希少なポケモン、元素があることにより、対元素への役割を持つことも可能だから受け→攻めがしやすかったのだろう。

 

⑤マスカーニャ 元素人格

役割はピンポイントよりであり、耐性で受けるわけでもないのでやどみがに適した元素人格といえる。

しかしこの型でも攻撃性能に優れていたのは元素人格アタッカーであったからに他ならない。

 

⑥ラウドボーン 元素人格 元素テラス

マスカーニャがきつかったの理由はカバルドンにつよい元素物理アタッカーだからだろう。この枠がしっくりこなかったのはHDぶりで元素受けをさせていたからであり、物理受け2枚を許容するなら人格の物理受けを採用でもよかったのだろう。マスカーニャは元素人格であり、それもどこまで通用したのかは定かではなくさらなる考察が必要。

 

以上

 

最後に

クラベル「素晴らしい。タイプの相性にばかり気を取られず、抽象的により深い考察を行うことができましたね。かんちゃろーの退学は取り消すこととします。」

 

小生「よかったですよ。これでかんちゃろーも元素人格論者です。」

 

タイム副校長「クラベル校長、小生、仕事をさぼり元素人格論の研究に明け暮れていたなんて、、、理事長に報告します。」

 

クラベル・小生「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおん」

 

ただいまの元素人格論者

クラベル・小生・かんちゃろー

 

 

 

 

 

 

 

【SV S1】バリ既視カバフロルサザン【133位】

どうも皆さんこんにちは!今回はSVのシーズン1でとてもいい構築を組めたので、記事にさせていただきます。

最終成績

TN かんちゃろー

順位 133位

 

使用構築

 

構築経緯

キラフロルの技範囲の広さに注目して、初手に投げてステロを撒く以上にこのポケモンにできることがあるのではないかと考えて、アタッカーのキラフロルをシーズンの序盤から試し続けていた。

キラフロルを使うからには特性の毒化粧を発動させたいが、初手にキラフロルを投げた場合に相手がやすやすとキラフロルに触れてくれるわけがない。

自分の理想はキラフロルのあと投げがプレイングとして問題ないサイクル構築にすることだったので、初めは耐久をあげられるチョッキのキラフロルを使っていた。

このキラフロルの問題点としてあげられたのは

・物理に投げないと毒化粧が発動しないのに物理にあと投げが成立していない(2発で上から落とされる)こと

であった

これはスカーフをもって上から縛ることによって解決とした。しかしこれでは耐久値が物足りないために、考えに考えた結果カバルドンで砂を撒くことによりキラフロルの耐久をあげられるので、7世代のカバウツロのような形で軸を固定することに決定した

キラフロルに特殊受けが任せられるのでカバルドンはHBゴツメで採用

ここまででサーフゴーがあまりにも厳しかったのでキラフロルを地面テラスタルにした。

さらにキラフロルにテラスを切るかどうかは相手の構築に依存しすぎるので、テラスタルが安定して強いポケモンを採用したい。

従来よりカバウツロカグヤという並びが相性補完に優れていたため、地面の一貫をきれて鋼テラスタルを切ることによりテッカグヤのようなポケモンになるサザンドラをこだわりメガネで採用した。

ここまでで相手のサザンドラやセグレイブ、ウルガモスがきつかったのでチョッキマリルリ

キョジオーンや受けまわしをぼこぼこにでき、サーフゴー入りなどに最低限の対面選出ができるやどみがマスカーニャ

胞子の一貫が切れて、マスカーニャウルガモスに強い草テラスHDラウドボーンを採用して構築が完成した

 

つぎは二桁取りたい

 

 

追記

このマスカーニャゴールドラッシュ耐えます。ゲンガー抜いてます。あとのポケモンはぶっぱです