こんにちは。S13お疲れ様です。今期も最終レート2100と最終2桁をなんとか達成することができました。個人的に過去一の出来の構築を組めたと思っているので、レギュEも終わってしまいましたが読んでくださるとうれしいです。
使用構築
構築経緯
シーズン序盤にHB特化モロバレルを使っていて、カイリューにあと投げしたところスケショ10発で飛ばされてしまい、事の重大さに気付いた。
カイリュー おかしい
今期はスケショカイリューに対して特に隙を作らない構築を作ろうと意識をした。
またこの環境で最も厚く対策するべきポケモンはウーラオス・ハバタクカミ・カイリューであり、この三体をどの順番で出されたとしても再現性が高く勝てそうな基本選出を組むことが最優先事項である。
それは自分のなかで
・強い構築とは「安定行動がとれる範囲が広くて、常に引き出しが用意されている構築」であり
・強いプレイヤーとは「安定行動を試合の中でより多く見つけ出せるプレイヤー」であると考えているからだ。
基本選出を考えるにあたって、自分は3体目から組むことが好きだ。要は「誰で勝つか」をはじめに決めたい。このような好みから基本選出を組むときに”詰め”の性質をもったポケモンが好きなのだろう。今回は詰み盤面を作りやすそうである残飯ビルドランドロスから構築を組み始めた。
”詰め”のポケモンの中でランドロスを採用した理由は主に2つあって
・まずは電磁波耐性があるからアンコールカイリューへの強さを見込めて、ついでにビルドアップという技が積みあいに有利な性質を持っており、あらゆる型のカイリューに対して再現性を持たせることができると考えたため
・次に現環境のランドロスはHDオボン型が主流で、その天敵は間違いなくウーラオスである。水テラスのビルドランドロスは相性の逆転を引き起こしやすく、ここにも再現性を見出したためである。
そしてランドロスで詰めるために相性の良い電磁波を持つポケモンを二体目に置くことを考える。型はともかくここは素直にブーストエナジーのハバタクカミを採用することにした。
ポケモンSVには「フェアリータイプを半減しようとテラスタルすると、必ず地面タイプが弱点になってしまう」という仕様?バグ?がある
この点でも明らかにランドロスのサポート役としてハバタクカミは優れているといえるだろう。
最後に初手に置くポケモンを考えていく。
初手に置くポケモンに必要とされることは単純かつ難解なもので、「なるべく多くのポケモンに勝つ」である。なぜなら、詰めを行う構築において残数を取ることは非常に重要だからだ。
ハバタクカミランドロスとの相性補完の面においても、あらゆるポケモンに対して強い側面から漠然と水ウーラオスが良いのではないかと考えてはいたが、特に意識しているウーラオスハバタクカミカイリューに対して強い型が思いつかない。
当然である。自分、そして自分以上に強い2体の全員に勝てと言われているのだから。
仕方がない。初手ハバタクカミにはテラスタルを切ってもよいことにしよう。
最初にも述べた初手のスケショカイリューに対して強いポケモンを考えに考え続けた結果ひらめいた。
「(⌒,_ゝ⌒)つ相手のパーティは熊?先鋒熊濃厚 スケイルショットで壊しますわ」
「(⌒,_ゝ⌒)つはい、お湯~(HPが1/4になったタイミングでマゴの実を頬張る)」
これが今回の構築の要、お湯ウーラオスである。
環境にはスケイルショットと水流連打の二つのおかしい連続技が存在していて、ひとつひとつの威力が低いことを逆手にとれるのではないかという考察から思いついた。
S12で最終19位を取られたかんたさんのレンタルパーティを回していたことも大きな要因である。
コンセプトが違えど、レンタルパーティを回したり、構築記事を読み漁ったりすることは重要なのだと改めて感じた。
お湯ウーラオスは初手のウーラオス対面の不毛すぎるドレインパンチの打ち合いに関しても解決となっているため、採用を決定した。
このような順番で基本選出のウーラオス+ハバタクカミ+ランドロスが完成した。
この基本選出だけで使用率TOP10体のうちから6体採用されているようなパーティに対して高い勝率を残すことができる。
次に補完について、基本選出が出しづらくなるポケモンをはじめに列挙する
・水オーガポン
・いかれた鳥 テツノツツミ
・ヘイラッシャ
である。
傾向としてウーラオスが完全に止まる耐久の高い水タイプのポケモンがきついと考えたので鉢巻パオジアンを採用した。サイコファングで壁構築に強いのも加点要素である。
補完枠が器用貧乏にならないためにはやはりそこにもある程度の再現性は必要とされると考えた。
シーズン中盤に
初手パオジアンとウーラオス対面で、パオジアン側がゴツメカイリューに一度引いた後、氷技ケアでパオジアンに戻す動きをされて、これは再現性の高い安定行動だと感じたためヘイラッシャ対策も兼ねて渦アンコのゴツメカイリューを採用した。
基本選出程再現性高く鉢巻パオジアンを使うことは不可能なので、受けの性質がより高そうな構築(受けループやドヒドディンルー、ドヒドチオン)を崩すために、あえてパオジアンと似たような性質を持つ眼鏡イーユイを採用して構築の完成とした。
個体紹介(重要な部分だけ)
ウーラオス(お湯)
HAぶっぱ
ハバタクカミを考慮すると毒テラスか鋼テラスになるが、ウーラオスにテラスを切ると相手のウーラオスがきつくなるためまだマシな毒テラスとした。
スケイルショットを10発耐える。
+1スケイルショット4発当てた後、5発目を急所に当てた時のみ相手のカイリューはこちらのマゴの実を回避することができる。
こんな顔になった
ハバタクカミ
はじめはHB電磁波祟り目痛み分けムーンフォースを使っていたが、あまりにも相手のハバタクカミに負けたので型を変更した。
最速でできるだけCが高いS11のうわっきーさんのハバタクカミの調整をつかいました。
技構成はコンセプトの電磁波とムーンフォースは確定とする
シャドーボール お湯ウーラオスは初手の弱保カイリューに負けてしまうので、死に出しで出すハバタクカミはテラス択関係なく技を打ちたかったため採用
あくまで裏のランドロスにつなぐためのポケモンなので無理に祟り目で火力を出すより、狩り残しを倒すことを優先したほうがいい
マジカルフレイム 相手のハバタクカミ意識で採用
ハバタクカミやガチグマを裏のランドロスで起点にしやすくなる。
S11のはるかさんのランドロスの調整をつかいました。
S実数値が119でSに全く降っていないウーラオスを抜いて勝った試合がたくさんあった。
こちらのウーラオスはゴツメカイリューがきついが、ゴツメカイリューに対して引き先になる点で相性が良かった。
パオジアン
補完、AS、壊神(こわしん)
眼鏡テツノツツミは対策不可能がゆえ初手パオジアンで悪テラス不意打ちを押すしかないのだ。
補完、HB
イーユイ
補完、CS、壊神(こわしん)
最後に
ここまで読んでくださった皆さん本当にありがとうございます。
自分がポケモンプレイヤーとして少しずつ強くなっている実感があるので楽しく、ランクバトルをやめることができない。
今月は大学の期末テストがあって、勉強をさぼると2/3カキツバタになってしまうのでS15に復帰しようと思います。
これからもよろしくお願いします。
あっ2留ってことね